中学校の同窓会続きの続き

同窓会の会場に、名前のわからない男の子がいました。
近くの人に聞いても、みんなわからないと言います。
それでも聞いていると、I君だとわかりました。
43年前のイメージと全然違いました。
それで、私が本人に言った言葉。
「顔が全然違うな。すごくいい顔になった。幸せないい人生なんだろうね。昔はいつも怒った顔してて怖かったもんな」
私の暴言にもI君は、いい笑顔で笑っていました。
小中学校と、私はI君とほとんど話をしたことがありませんでした。
I君も何人かの友達以外とはあんまりうち溶けない風でした。
でも、当日のI君は、気持ちのよい笑顔を絶やさないかっこのいいおっさんになっていました。
それが今回の同窓会でのいちばんの収穫でした。