同窓会続き

小学校入学当初、私は泣き虫で、学校が嫌いでした。
だいたい幼稚園も嫌いで、入園1か月でやめてしまったくらいで、小学校に行っても何かあれば泣いていたのです。
同じクラスに、M子ちゃんというやっぱり泣き虫の女の子がいました。私とM子ちゃんは泣きべそ二人組だったのです。
今回の同窓会で、他のクラスに、あと2人、泣きべそがいたことを知りました。
1人は女の子のSちゃん、もう1人は男の子のO君。
Sちゃんは、結婚して北海道の旭川に住んでいるそうで、同窓会も兼ねて里帰りをしたとのことでした。やっぱり和服を着て、かわいらしいおばさんになっていました。
O君は欠席でした。
そして、M子ちゃんは、今回の同窓会の幹事でした。
和服を着て恰幅が良くて、テキパキとして、とても立派でした。最初誰だかわからなくて、人に聞いて、やっとその人がM子ちゃんだとわかりました。
二次会での、M子ちゃんとの会話。
「どうしてそんなに強い人になれたの?」
「いろいろあったの。だから強くなるしかなかったの」
大変立派なお答えでした。