『ノルウェーの森』を観ました

 昨日、映画『ノルウェーの森』を観ました。
 評判がよくないので観なかったのですが、先日の酒の席で、なぜか観に行く展開に。
 東京でも、新宿の深夜か池袋の1館でしか上映していないとのことで、池袋のロサ会館へ。
 期待値ゼロだったので、楽しく観ることができました。
 よい青春映画です。
 原作に忠実にまじめに作ってあります。
 ただ、長過ぎる(2時間15分。でも、時計を見たのは1時間40分たってから)し、話の起伏がなさすぎる(起伏がないのは原作通り。でも原作は面白い)。
 というわけで、18時半からの上映なのに、観客は20人弱。
 大絶賛というわけではないけれど、もっともっと観客がいてもよいと思うのだが。
 「直子の出番が多すぎる、本来、緑が中心の話なのではないか」と感想を申し上げたら、一緒に観た人から「その理解は入口から根本的に間違っている」と強いご指摘。
 確かにそうかも知れないが、私の記憶の中心は緑。直子は背景にいるだけ。どこでずれてしまったのだろう。

 やっぱり、中高校生に観てほしい映画です(今回の観賞メンバーは50代2人に40代1人。全体には若い人が多かった)。
 学校で見せたらとよいと思う。
 エンドロールに「学生運動監修」という肩書があったのには苦笑。 
 レイコさんの役者は違うと思う。歌はうまかったけど。
 松山ケンイチは上手。