年末年始の落語

 柳家喬太郎創作落語「路地裏の伝説」、面白かった。
喬太郎創作落語は面白い。自分の話に自分で突っ込みを
入れる機転が存分に発揮される。
 元旦のBSの喬太郎特番。一之輔が「初天神」をやった。
 喬太郎のもう一つの話が何だったか… 調べたら「井戸の茶碗」。
うまいけれど、屑屋の正直清兵衛がかなり軽い人物なので違和感が…

 露の団姫( まるこ)の「松山鏡」。鏡というものを知らない
人たち、3人のそれぞれの反応。越後の松山村が舞台とか。
 露の団姫は、天台宗僧侶だそうです。彼女が髪を切って尼さんに
なったことを嘆くおばあちゃんに、
「ばあちゃん、私はカミよりも仏を信じている」。
 お上手。

 入船亭扇辰の「甲府ぃ」。以前からタイトルだけ知っていて、
気になっていました、小さい「ぃ」。
 豆腐屋さんの話。「豆腐ぃ 胡麻いり がんもどき」という
豆腐屋の売り声が、日蓮宗総本山の身延山に出かける際の
甲府ぃ お参り がんほどき」という落ちにつながる。
 願がかなった人のお礼参り(願ほどき)がキーワード。
 悪人や困った人が一人も出てこない、まるで法華教(日蓮宗
の宣伝話。二度は聞かなくてもよさそう。
 2作目と3作目は、Eテレの「落語でブッダ」という番組。