エコストーブ

先日読んだ、角川新書の『里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く』
(藻谷浩介 NHK広島取材班著)で紹介されていた、
エコストーブをムラの友人に作ってもらいました。

 オイルなどを入れるペール缶を2つ縦につなげて、
真ん中に煙突状の筒を通し、筒の周囲にパーライトという
小粒の軽石を入れてあります。
 横っちょに付いているのも煙突のようですが、実は
ここが火のたき口です。
 薪は上から入れる形になります。
 薪を上から入れることに強い違和感があるのですが、
これが実によく燃えて火力も強いのです。
 薪3、4本でご飯が炊けるとか…
 一度ついた火は、絶対消えない印象です。
 それというのもL字型に入った筒(ここを炎が上がって
行く)の中に上昇気流が発生するので、一度火がつくと、
たき口から火と空気を吸い上げるシステムが動き続ける
ようです。
 大変理にかなったクレーバーな装置です。
 もしかすると、陶芸用の上り窯も同じ発想かも…

 我が家では、災害時の出動と、餅つきの時のもち米ふかしと、
味噌作りの時の大豆ゆでに使う予定です。
 私が隠居したら、冬の間は毎日火をつけて遊びたいものです。


 上は薪ストーブ用の上蓋を付けたところです。
 蓋は鉄棒を入れて、少し浮かせてあります。

 元々は、アメリカ人がドラム缶を使って作った
もので、ロケットストーブと呼ばれていたという
話もあるようです。