この中にあげは蝶がいます。
あげは蝶がいたのは、いちばん高いにっきの木です。
そのあげは蝶が、この風景の中を15分くらい飛び回っていました。
メスにアピールしていたのだと思いますが、もう夏も終わりなので、
あせっているのでしょうか。
別のあげは蝶が、その前に同じように飛び回っていました。
すると、どこからかさらに別のあげは蝶が飛んできました。
出会った2匹は、手を取り合ってダンスを踊るような、
喜びに満ちた飛び方をしてからどこかへ消えて行きました。
夏の午後、外で仕事をするのが嫌で、屋根の下で休んでいたときの出来事です。
毎日、たくさんのことを見落としながら、今日も生きています。