長老に聞いた話

先日、ムラの長老から聞いた話。なぜか、トイレの話になって、さらに学校のトイレの話に。「俺らの頃(およそ70年前)は、学校の男子便所には、小便器しかなかった。大便は、朝、家ですませてくるもので、男子便所に大便器は要らないということだった。戦争のときには、昼間に大便をしている暇はないという考え方で、小学生も兵隊予備軍の扱いだった。俺も1回だけ、危なかったときには、近くの桑畑で用を足した」。
それで思い出したのは、別のときに聞いた、戦争中は、冬、子どものズボンのポケットを縫いつけていたという話。寒くてもポケットに手を入れてはいけないということだったそうです。姿勢が悪くなるということもあったのでしょうか。
話は飛びますが、英国海軍などで使われていたというPコートのポケットは、少し高めの位置に付いているそうです。兵隊さんが軍艦上で歩哨に立つときに、高い位置のポケットなら両手を入れても姿勢が悪くならないからだそうです。
日本海軍にも、兵隊さんがポケットに手を入れるという発想はあったのでしょうか。