無駄話
先日、仕事先へ行くのに時間がなくなって、タクシーに乗った。
いつものように、「景気はどうですか?」と話しかけると、まだ1年目という運転士さんは色々と話してくれた。
震災直後の底は脱したけれど、平日はほんとにお客がいないといった話をしたあと、話は、さっきまで乗っていたお客さんのことに。
どちらも大企業の男が二人。一人がもう一人を一方的に責め、ほとんど脅しに近い話の内容だったとか。
脅している男がほんとに怖かった。降りてくれてほっとしたという話を聞き続けて目的地へ。
料金は、1000と70円。
「次の客が、お客さんのように話しやすい人でほっとした」ということで、70円はおまけに。
タクシー料金をまけてもらったのは、生まれて初めて。
昼の無駄話が70円を生むという一席。